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2023/06/27
論文がJournal of Occupational Healthに掲載されました。

論文「Differences in physical activity and mental function according to the employment status of elderly Japanese」がJournal of Occupational Healthに掲載されました。
本研究は、本学卒業生の石塚(井上)真実さんが修士課程の川口明日香さん、鹿嶋創士郎さんの協力のもと実施しました。
2021年の法改正により、70歳までの就業機会を確保することが企業の努力義務と定められました。正雇用や再就職など、様々な形態で働き続ける人もいる一方、充実したセカンドライフを送るため、早期退職という選択をする人もいます。本研究では、60歳以上の高年齢者を対象に、働き方による身体活動や精神機能の違いを調査しました。その結果、特に男性で、定年退職後に異なる職場に再雇用されている人の身体活動量や自己効力感が高く、定年退職や早期退職した人では自己有用感が低いことが明らかになりました。本研究の結果が、高年齢者が働き方やセカンドライフを選択する上での一助となればと考えています。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/1348-9585.12411