開発者の想い

青山 朋樹Tomoki AOYAMA

京都大学大学院医学研究科
人間健康科学系専攻 准教授

Dual task(二重課題)処理能力は生産年齢で最も高く、子供やお年寄りでは、その能力は低下してまいります。筋力やバランス力の低下もありますが、子供やお年寄りが転倒しやすいのにはそういった共通の問題があるからかもしれません。このDual task処理能力の面白いのはお年寄りや子供であっても結構簡単にその能力を獲得できる事です。最初はできなかったDual taskエクササイズも楽しみながらいつの間にかできるようになるのが、魅力の一つです。現代社会は刻一刻と変化する多くの情報に流され、子供やお年寄りだけでなく生産年齢にとっても毎日の課題をこなしていくのが精一杯なことでしょう。ですがこのDual task処理能力を強化する事で、目の前にふりかかってくる多くの課題をてきぱきと整理してこなしていくことができたら、とても快適な生活になる予感がします。一度、家族で集まって、Dual task処理能力開発会議やってみませんか?

山田 実Minoru YAMADA

筑波大学大学院人間総合科学研究科
生涯発達専攻 准教授

高齢者の介護予防に関する研究をしています。中でも転倒は主要な要介護要因の一つであり、転倒を契機に身体機能が低下する方が多くおられます。転倒は様々な要因で発生しますが、dual-task能力の低下もその一つです。 ご自身の”今”の状態を把握し(転倒リスクの評価)、不足分を補うこと(適切なトレーニングの実施)が重要です。

高橋 正樹Masaki TAKAHASHI

慶應義塾大学理工学部システムデザイン
工学科 准教授

特別な機器を装着することなく、被験者にも計測者にもやさしい測定装置の開発をめざしています。簡単な計測でDual task処理能力を「見える化」し、自身の現状を知り、楽しみながら訓練することで、転倒のない社会につながることを願っています。また、我々が開発した計測機器で多くのデータを集め、分析し、その結果を社会に還元することで健康社会への一助となることを願って日々研究しています。