「デュアルタスク」とは「同時に2つの課題を行うこと」を指します。
専門的には「二重課題処理」、
耳馴染みのある言葉では「ながら動作」ともいいます。
日常生活においては「何かを考えながら行動」することが多いため、
デュアルタスク能力は日頃の健康増進に大きく関わります。

そこで考案したのが
『Step+ (ステッププラス)』。
誰もが楽しく簡単に取り組むことができる
デュアルタスク・エクササイズです。

Step+ スタンド

立って行う体操です。
50cm四方の四角形5つを十字になるように並べたような形を
想定してください。
指示者が手を叩く一定のリズムに合わせて足踏みを開始します。
足踏みのタイミングで、「前」「後」「右」「左」の指示が
ランダムに出ますので、指示された区画へステップし、
元の位置に戻ります。

Step+ シート

Step+ タッチ

座って行う体操です。
ご高齢の方でも安全に実施することができます。

Step+ についてもっと詳しく

開発者の想い

青山 朋樹
Tomoki Aoyama

京都大学 大学院 医学研究科
人間健康科学系専攻 教授

Dual task(二重課題)処理能力は生産年齢で最も高く、子供やお年寄りでは、その能力は低下してまいります。
筋力やバランス力の低下もありますが、子供やお年寄りが転倒しやすいのにはそういった共通の問題があるからかもしれません。このDual task処理能力の面白いのはお年寄りや子供であっても結構簡単にその能力を獲得できる事です。
最初はできなかったDual taskエクササイズも楽しみながらいつの間にかできるようになるのが、魅力の一つです。
現代社会は刻一刻と変化する多くの情報に流され、子供やお年寄りだけでなく生産年齢にとっても毎日の課題をこなしていくのが精一杯なことでしょう。
ですがこのDual task処理能力を強化する事で、目の前にふりかかってくる多くの課題をてきぱきと整理してこなしていくことができたら、とても快適な生活になる予感がします。
一度、家族で集まって、Dual task処理能力開発会議をやってみませんか?